左:貯水池の東上にある謎の窪地、炭焼き窯?、右:同左付近まで転がり落ちた、天水用水槽
谷の底に貯水池Nと、その北東にポンプ所Oがある。
貯水池Nの寸法は幅約5m、長さ約7m、石垣とコンクリートの複合構造である。南東側には谷筋を流れる水を通すための導水路が設けられている。谷を直接堰き止めていない事から、恐らくはもう少し上の水場からパイプで水を引いていたのではないかと思われる。
ポンプ所の寸法は幅約2.6m、長さ約4mで、中にはポンプの基礎やパイプがあり、内部や周囲には送電線の木材や碍子が散乱している。
貯水池のある谷の西上には用途の不明な2つの連なった窪地がある。炭化した木材らしきものもあり、炭焼き窯かと思われる。そしてこの窪地の南西には、兵舎のある平坦地から落とされた天水用水槽が転がっている。