日御崎 電波探信所 地下通信室?



 兵舎のある平坦地から南西へと下る尾根上に謎の遺構がある。道の脇に2ヵ所の窪地があり、その片方は地下へと下る壕が開いている。そして南東斜面には崩れた地下壕の入り口もあり、恐らくはこの地下に何らかの施設があったと思われる。指揮所にしては電探から離れすぎている事から、通信室か何かではなかろうか。




左:窪地を登山道から、右:北側の窪地


左:北側の窪地の奥には地下壕がある、右:南側の窪地


左:南東斜面にある崩れた地下壕、右:同左を上から



 道の脇に南北2ヵ所の溝があり、北側の溝の奥には、地下へと潜る穴が開いている。崩落が大きくてどこまで続いているかは不明だが、土の厚さが足らない事から、元々はもっと手前に入り口があったものが、崩落して今のようになったものと思われる。
 南側の窪地も北側と同様だったと思われるが、こちら側は完全に崩落してしまい、ただの窪地になっている。

 南東斜面には、幅約3mの竪堀状の窪地があるが、崩落した地下壕の入り口かと思われる。

 北西斜面も調べればよかったのだが、その時は全く頭に浮かばなかった。