日御崎 電波探信所 南西11号電探所



 南西の尾根上のピークに、工事中の11号電探の基礎が残っている。頂上のものをここへ移設する予定だったのか、新たに11号を手配する予定だったのかは、引渡しの際の機種名が不明であるため判らない。




左:電探基礎を東から、右:配線用の溝


左:基礎の中央部、穴だけでアンカーボルトは未施工、右:基礎


左:基礎のあるピークを東下から、右:登山道の分岐の北斜面付近のL字型窪地



 登山道が尾根線から分岐する所から、そのまま尾根を西へと登ってゆくと、小さなピークの上に電探のコンクリート基礎がある。幅約6mの八角形で、中央部には直径約210cmの円周上に8個の直径約15cmの穴が開いている。恐らくは11号電探のもので、アンカーボルトを植える前に工事が中断したものと思われる。

 このピークの周辺斜面には施設らしいものは見当たらず、唯一それらしかったのは、尾根上の登山道分岐点の北斜面に、L字型の窪地があるくらいである。陥没した地下壕のようにも見えるが、ハッキリとはわからない。