北山 防空高角砲台



2010.1.6 完全修正
2014.9.7 再びかなり修正




米軍の航空写真(R515-2-117、国土地理院)



呉の防空砲台探索でお世話になっているYさんによると、地元の古老の話として、住吉中学校北の峠道の東側が探照灯、西側が砲台だそうである。

「周南の戦争遺跡」等を基にすると、上記航空写真内の指示の通りである(上の指揮所横の建物を弾薬庫としているが、建物の大きさが南端の物とは異なるので、指揮所の横に通信所?という、建設時期の同じ新宮砲台と同様な構造と見た方が自然かと思われる)。

地図を見るに鉄塔が集中しており、鉄塔道を行けばアクセスは楽そうではあるが、鉄塔建設によって破壊されているかもしれない。





日付 呉海軍警備隊戦時日誌及び引渡目録による記事
昭和19年7月 98式10cm連装高角砲2基、官房艦機密第3500号に依る新設予定地
昭和19年8月 12.7cm連装高角砲2基 官房艦機密第1661号及第3544号に依り工事中
昭和19年9月 12.7cm連装高角砲2基 官房艦機密第1661号に依り工事中
昭和19年10月 12.7cm連装高角砲2基 官房艦機密第1661号に依り工事中
(S19.10) 士官1、准士官1、下士官兵63(19.10.20)
昭和19年11月 工事中
昭和19年12月 工事中
昭和20年2月 12.7cm連装高角砲2基 現装
昭和20年3月 13mm単1 (1丁撤去)
150cm探照灯1基
昭和20年5月 12.7cm連装高角砲2基 13mm単1門 既設
150cm探照灯1 既設
昭和20年8月31日 引渡:
12.7cm連装高角砲 2基
2式陸用高射装置 1基
98式4.5m高角測距儀 1基
96式150cm探照灯 1基

用地、9900m2



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