灘山(名田山) 防空機銃砲台





灘山(名田山) 防空機銃砲台(未攻略)




右:米軍の航空写真(昭和20年4月の偵察写真)



米軍の航空写真(M282-39、国土地理院)


米軍の航空写真(M282-39、国土地理院)

昭和20年4月の偵察写真を見ると、上記2ヶ所に機銃陣地が写っている。灘山の山裾にあるので、ここが灘山防空機銃砲台ではないかと思われる。戦時日誌の昭和19年9月分だけだが灘山第一と灘山第二という書き方がなされているところをみると、この2ヶ所を合わせて灘山機銃砲台としていたのかもしれない。
終戦後の航空写真を見ると、全ての銃座は埋め立てられて畑になっている。兵舎跡くらいは残っているかもしれない。



日付 呉海軍警備隊戦時日誌による記事
昭和17年5月3日 機密呉鎮守府命令第135号機銃防空砲台仮設の件、40mm連装機銃1(呉鎮)
官房機密第5409号
昭和17年6月3日 機密呉鎮命令第135号
昭和17年8月 仮設兵舎1(広工廠にて仮設)、40mm連装機関砲1基 工事完成
昭和18年1月 機銃砲台
昭和19年6月 40mm連装機銃1基 既設
25mm連装機銃2基、官房艦機密第157号により新設完備
昭和19年7月 40mm連1基既設、25mm連2基既設
昭和19年8月 40mm連1基 既設、25mm連2基 既設
25mm機銃8門 官房艦機密第4992号該当予定地、工事中
昭和19年9月 第一灘山 40mm連1 既設、第二灘山 25mm連2基 既設
25mm単6門 工事中(官房艦機密第4992号)
昭和19年10月 既設 40mm連1基、25mm連2基
工事中 25mm単6門(官房艦機密第4992号)
昭和19年10月 40mm連1基、25mm連2基 既設、25mm単6門 官房艦機密第4992号により工事中
昭和20年8月 引渡
建物:180m2



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