千綿(瀬戸?) 防空砲台






米軍の航空写真(R172-14、国土地理院)


右:引渡目録での配置図


航空写真を見ると、千綿宿の北東側の丘陵上に4基の砲座と、その西下の谷筋に兵舎らしき建物が写っている。
配置図には兵舎を挟んで反対側に探照灯が描かれている。兵舎の北西上に丸い平坦地とその上に何かの施設らしいものが写っているので、これかもしれない。

Googleの航空写真を見る限り、殆ど何も残っていないようだが、もしかしたら砲座の1つくらい残っているかもしれない。。


また昭和19年11月の記事に瀬戸に12cm砲台を作ったとあるのだが、その後何も出てこない。千綿のすぐ南東に瀬戸という地名があり、名称変更が為されたのではないかと思われるので、1つにまとめておく。




日付 佐世保海軍警備隊戦時日誌及び引渡目録による記事
昭和19年11月 官房艦機密4992号、12cm、11/10設置完了(瀬戸)
昭和20年4月 官艦4992号、11/10〜4/15、12cm新設工事完了
配置図:12cm4
昭和20年?月 引渡:
12cm4
高射装置1、測距儀1、探照灯1、管制器1、双眼鏡1、発電機1

兵舎 木造平屋3 380m2、弾庫 隧道2 40m2
発電所 隧道1 30m2、変電所 土中式1 4m2
付属家屋 木造平屋3 30m2



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