福重 防空砲台
福重 防空砲台
米軍の航空写真（R172-8、国土地理院）
引渡目録での配置図（オリジナルを90度回転）
大村基地から北北東へ4km程の位置にある今富町の丘陵部にある。地元の郷土史ページでは今富砲台と呼ばれていたと書かれているものの、航空写真から10cm連装高角砲2基とS24電波探信儀が装備されていた高射砲陣地がここのようなので、戦時日誌の名称からここを福重防空砲台とした。
終戦後の航空写真と現在のGoogleの衛星写真を見比べると畑になってしまっており痕跡も残っていない。
米軍の資料（戦略爆撃調査団）によると、ここの電探は仮称4号2型電波探信儀（S24）のようである。
日付
佐世保海軍警備隊戦時日誌及び引渡目録による記事
昭和20年3月
緊急戦備4期前段、10cm連、3/1工事開始
昭和20年4月
新設工事中
昭和20年5月
工事中
昭和20年？月
引渡：
10cm連2、25mm6
高射装置1、射撃装置1、電探1、測距儀1、探照灯1、管制器1、8cm双1、発電機1
兵舎 木造W型3 500m2、烹炊所 木造半土中1 20m2
弾庫 隧道1 40m2、発電機室 隧道1 40m2、発令所 隧道1 30m2
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