小坪 防空高角砲台



米軍の航空写真M46-A-7-1-169(国土地理院)



左:米軍の航空写真M46-A-7-2-84(国土地理院)、右:M46-A-7-2-82(国土地理院)



左:米軍の航空写真M46-A-7-2-82(国土地理院)、南西側、右:R227-A-3-81(国土地理院)



左:米軍の航空写真R227-A-3-82(国土地理院)、南東側、右:M46-A-7-2-83(国土地理院)



全体図


左:砲座と南西の聴測所、右:南東側の聴測所


現在の披露山公園が小坪防空高角砲台の跡地である。砲座は1基残っており猿山の檻に、他の2ヶ所は埋められて展望台と花壇になっているようである。兵舎跡の1つは駐車場、もう1つは神社の敷地かなにかになっているようだ。
砲座の南西、現在の大崎公園に聴測所らしきものが写っている。今は公園として整備されてしまった為にほぼ何も残っていないものと思われる。
そして逗子海岸を跨いだ対岸の葉山マリーナの南東側の山の上にも聴測所らしきものが写っている。非対称な位置ではあるが、恐らくがここが2ヶ所目の聴測所かと思われるが、よく判らない。現在の衛星写真を見る限り山の中なので、もしもここだとすれば遺構はそれなりに残っているかと思われる。




日付 横須賀海軍警備隊戦時日誌及び引渡目録による記事
昭和16年11月 昭和15年 官房機密6287号
12.7cm連装高角砲3基、96式150cm探照灯2
サ式4.5m高角測距儀1、ステレオ式2m測距儀1
完備は探照灯のみ
下士官20、兵76
昭和17年1月 聴音機2基、工事3月末予定
昭和17年3月 12.7cm連装高角砲、3/24装備予定が、3/28に高雄に移装
高射器未装、4.5m高角測距儀4月末予定
その他完備
昭和17年4月 高射器未装、4.5m高角測距儀4/30装備
12.7cm連装高角砲未装、その他完備
昭和17年5月 高射器未装、高角砲未装、他完備
昭和17年6月 S17.6.27砲配備
昭和17年12月 高射器未装
昭和18年8月 施設一覧:12.7cm連装高角砲2基
昭和19年11月 12.7cm連装高角砲2基
昭和20年8月 引渡:
12.7cm連装高角砲2基、弾596発、95式陸用高射器1
ステレオ式4.5m高角測距儀1
96式150cm探照灯2基、25mm連装機銃2基、弾5395発



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