高茶屋 防空高角砲台



左:米軍の航空写真R203-98(国土地理院)、右:M208-51(国土地理院)



右:阪神警備府の引渡目録に記述されていた地図


津市南方、近鉄名古屋線の南が丘駅の南西側にあったようである。航空写真から砲座は確認できないが、阪神警備府の引渡目録資料にある地図とそれに合う地形から、恐らくここで間違いないと思われる。
探照灯のあった丘は消滅してしまったが、砲座のあった山は残っている。砲座は埋められているだろうが、周辺に付属施設の遺構が残っている可能性はある。




資料(アジア歴史資料センター):
名古屋港湾警備隊 C08011051800
名古屋港湾警備隊 C08011215800
名古屋港湾警備隊(三重県) C08011052100

日付 横須賀海軍警備隊戦時日誌及び引渡目録による記事
昭和19年3月 工事中
昭和19年5月 工事中
昭和19年8月 12cm高角砲4門、工事中
昭和19年11月 12cm高角砲4門完備、他工事中
昭和20年8月 引渡:
12cm高角砲4門
2式陸用高射機1、94式4.5m高角測距儀1、97式2m高角測距儀1
96式150cm探照灯1(管制器)、13mm機銃3

12cm高角砲通常弾薬包478
91式伝火筒改一498
25mm機銃弾薬包25557
13mm機銃弾薬包5975
発電機室1、油庫1、指揮所1、照射指揮所1、分散弾庫1
(兵舎1、付属施設1、発電機室1
油庫2、弾庫1、分散弾庫4、の記事もあり)





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