東美濃北三河遠征 2日目

平成26年11月1日〜3日



岩村城





全体攻略図(GoogleMapを基に作図)




○11月2日 曇り

雨は止んだものの、午後にまた雨になるとの予報。

ともかく昼過ぎまで雨は降らないということだったので、それまでの間に東美濃を中心に足場の良さそうなところを回ることに。





妻木城


左:主郭西下の堀切、右:主郭南西下の石垣


左:主郭、右:主郭中央部から北下を


左:主郭北から石垣を、右:同左


左:主郭北端から南を、右:主郭北端の虎口


左:北下の郭、右:主郭の南下の割れた天然石



北下の館跡:

左:道路脇の石垣、右:同左西側


左:門跡、右:同左から西側を


左:東側の門跡?、右:同左続き


左:段差、右:南東隅付近の石垣


左:東側の石塁、右:同左


左:南側の石塁、右:東側の石塁



南の山頂付近に山城と、その北麓に館跡とがある。
山頂の城山は、県道19号線から名岐国際ゴルフクラブに入って直ぐを右の林道へ進むと、行き止まりに案内の看板がある。そこへ車を停めて比高30m程で山頂である。
主郭は南北で2段になり、その間に立派な石垣がある。ただ余りに立派で、神社としての石垣だったのではないかとすら思えてくる。
山の斜面には大きな自然石が多く見られるが、その割れ方から石垣のように見えるものもある。

北麓の館跡は石垣が立派だが、防備施設という感じではない。東斜面と南斜面とに、獅子垣のような石塁(溝と石垣)が走っている。県道を挟んで北の斜面にも平坦地と石垣が見られるが、館跡の続きなのか、ただの畑跡なのかはよくわからない。





小里城山城


左:西下の郭を西下から、右:主郭の西下面の石垣


左:主郭の天守台、右:天守台北西隅


左:天守台南西面、右:東面をその東の石垣と共に


左:天守台北東隅、右:天守台内部


左:天守台を東から、手前にタガネ跡のある天然石、右:主郭南東部、大量の天然石が転がる


左:主郭から北を望む、右:北西下の郭を見下ろす



北西麓の館跡:

左:北下面の石垣、右:同左続き


左:大手門東脇の石垣、右:大手門


左:平坦地、右:北を望む



山の北麓に駐車場があり、館跡から山頂まで遊歩道も整備されて歩きやすい。

山頂の見所は、場違いなまでに立派な天守台である。ただ所々に大型の自然石がはまり込んでおり、また主郭とその周辺に散乱している天然石と、その幾つかに残るタガネ跡とが、材料の現地調達の様子を匂わせる。逆に、山頂に散乱した天然石をタガネで割って整理し、綺麗に積み直したのが、この天守台なのかとさえ思わせてくれる。それくらいに、天守台以外の石垣が荒い。

北西麓の館跡の石垣も綺麗である。館跡の谷を挟んで東の尾根に砦跡があるらしいのだが、平坦地はそれ程明確でもなく、また体力を消耗して堀切を見に登る事が出来なかったので、そのまま撤退。





戸狩城


左:登城道からの最初の平坦地、右:同左を東から


左:南東隅の郭を西上から、右:主郭の南下の平坦地


左:主郭北側、右:主郭南側


左:主郭北下の堀切、右:同左底から主郭を見上げる



瑞浪駅の北西500mにある一乗院の西裏手の山が戸狩城である。県道脇から寺まで車道があるが、全て寺の私有地であり、車で乗り入れる際には寺の人に一声掛けること。ただし城域は寺の私有地ではないらしい。ややこしい。
寺の南西隅にある不動様の辺りから、城の南下斜面に沿って西へと獣道のような細い道が出ている。雨の日は止めたほうが良い。
郭は畑跡のようであり、主郭の北下に堀切があることから、ここが城跡であると見ることができる。





鶴ケ城


左:谷間から平坦地へ上がった辺り、右:南端の郭


左:主郭の南下の平坦地、右:同左北端にある井戸跡


左:東出丸、右:同左から主郭東下面を、かなりの急傾斜


左:主郭を東から、右:主郭から東を望む


左:主郭を西から、右:主郭西下の大堀切(判りづらいがかなり深い)



中央道を車で走る度に気になっていた。ようやく登城。

車を置くスペースが、北西にある神社前にしかない。ここに置いて側道を歩くと、判りやすい登城口がある。
写真からは判りづらいが、傾斜がかなり急である。特に主郭の東下面と西下大堀切は急である。





飯羽間城


左:東側から、右:暫定の入り口、すぐに薮に


左:南から、右:同左



岩村の北西西約2kmの上切の集落内にある。派手な装飾がされているが、肝心の登山道が無い。本来は山の東端にあったらしいのだが崖崩れで道が無くなり、代替として南西から登るようになっているらしいのだが、行ってみたら薮で入れなかった。
足場が乾いていて鉈鎌があれば入れたかもしれないが、状態が悪かったので撤退する。





岩村城


左:出丸から本丸の石垣を、右:同左続き


左:本丸北隅の石垣、右:本丸北東の虎口


左:本丸内部、右:本丸東隅の虎口


左:本丸東隅の虎口、右:東郭


左:本丸東隅の虎口、右:本丸東隅の石垣


左:二の丸南東隅の石垣、右:大手道


左:大手道、右:追手三重櫓付近


左:追手三重櫓付近、右:追手三重櫓



こちらも16年ぶり。本丸東隅の石垣くらいしか記憶が無かった。
南東側から回ると、本丸の南西下の出丸まで車で登れるが、麓まで延々と続く遺構を見ようと思うともう一度登らなければならない。麓に車を置いてタクシーで山頂まで登って降りるのが体力的に一番楽かもしれない。

またあちこちに生えている杉の木を全て切ってしまえば、天空の城的なノリで売り出せるのではないかと考えたりする。





東野陣屋


左:南東から、右:南隣の貴船神社から


左:南の堀、右:南東隅



恵那駅の南東約2km、阿木川の東岸の貴船神社の北隣が東野陣屋跡である。
薮が深く内部に入れないが、南側と東側に回る堀を見ることができる。





馬場氏陣屋


左:北から、右矢印付近から中に入れる、左矢印先に看板、右:北面西側の堀


左:北面の土塁、右:西面の土塁


左:内部東側、右:東面の土塁


左:東端の川、右:同左近くの看板



一面竹薮で入り口が判りづらいが、北面の西側に虎口があり、そこから内部に入れる。
土塁が良く残っているのだが、竹薮が酷くて写真が撮れない。







雨が降り始めたのでホテルへ戻る。
ホテルの風呂でゆっくりと休む。

夕食は、あちこち回った挙句、昨日の居酒屋の隣にあった台湾料理屋へ。
値段の割には美味しかった。





ここから以下のページへ行けます。

 3日目へ



 戻る