1等巡洋艦 オーロラ 1/700(モデルクラック)


レジンキットのクラックの2作目となる工作。このクラックは日露モノとして帝政ロシア側の艦船もリリースしており、当時のロシア側の艦船も楽しめるメーカーです。自作の追加を前提にしたキットではありますが、モールドは良好で完成させれば綺麗な仕上がりが期待できます。さて、このオーロラ(アウローラ)。帝政ロシアの巡洋艦で、あのロジェストウェンスキー率いるバルチック艦隊に所属しており、有名な日本海海戦においてほぼ全滅に近いロシア艦艇にあって、フィリピンのマニラに逃げのび、沈没をまのがれた艦船です。しかし、後のロシア革命(10月革命)において、革命の火口をきった艦船としての存在の方が有名。現在も記念館としてサンクトペテロブルクに現存しており、観光で観ることができるそうです。建造時、ロシアの造船技術はフランスを手本としており、その独特のシルエットを大きく引き継いでいるのも特徴でまた、日本の当時の巡洋艦とは運用目的が大きく違い、強力な砲を配備することなく、通商破壊と遠洋航海を前提とした速射砲のみのシンプルな設計です。


このカラーリングはフィクションになるかな。艦底が緑ってのは実際にあります。煙突を黄色にするなら

船体は黒がバルチック艦隊らしいのですが、やっぱ白が似合います。

日本の巡洋艦(日露当時の9000tクラス)はどれも大型で強力な砲を装備しています。

ロシアの巡洋艦は通商破壊が主目的なのでこのように速射砲のみのシンプルな装備となります。

何となくタイタニックみたいな印象ですが、これでも軍艦です

この時代のロシア艦船はコンブリックという良質なメーカーがとても充実しています。

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