レジンキットのホワイトエンサインの工作です。ありゃま〜(笑)ついにド級はおろか、超ド級クラスの工作です〜。WW1からWW2時代の艦船にも手を出してみました(笑)
艦船の歴史イコール、イギリス船史と言えるほど、イギリスは新しい艦船の歴史を作る先駆者であり、世界の海に君臨してきた王者でした。日露戦争の海戦もいわば、イギリスとフランス艦船の戦いであり、その結果が、大鑑巨砲主義の時代を作ったと言えます。この戦艦クイーンエリザベスが竣工したのが1915年のこと、三笠が第一線だった頃からわずか10年で、戦艦の形が確立しています。現にこのクイーンエリザベス級はWW1はおろかWW2においても第一線で運用されます。船体の中心線に連装砲塔を背負い型に並べる姿は、進化の頂点である戦艦大和を見てわかるように戦艦としての様式が完成していた事がわかります。381ミリという大口径は、当時では最強の巨砲、飛距離や威力、精度と未知数ながら、搭載を急ぎました。合理的なイギリスにしては珍しい動きですが、結果的には大成功!また、当時の戦艦の形としては、5基の連装砲の搭載を1基分減らすことにより、エンジンや装甲を強化する事に成功し、24.5ノットという高速を実現、高速戦艦の開祖となった戦艦です。姉妹艦にあの有名なウォースパイトを初め、バーラム、マレーヤ、ヴァリアントと5隻が作られました。
まさに、戦艦らしい堂々たる姿がストレートに男心をくすぐります。レーダーや飛行機、潜水艦といった兵器が発達するにつれ、艦隊同志の一騎打ちといった決戦の機会は無くなり、戦艦の役割は無くなっていくのですが、洋上に浮かぶその姿は、まさに海軍、いや、国のシンボルといった象徴的な姿に思えます。
背負い式の連装砲とずらりと並んだ副砲!堂々とした戦艦らしいシルエットが活かしています!!!
イギリスらしい美しいラインの艦船です。独特な前ド級のシルエットとはまた趣の違った美しさがあります。
後に2回に渡る大規模な改装を経て、更に洗練された姿へと変貌を遂げます。
ロートシルトさんのご教授で、今回は鮎釣り用の金属線で少しだけ貼り線しています。(激ムズ〜!)
そう言えば、軍艦らしい色で塗ったのはこれが初めてですね〜(笑)。「いくさふね」って感じがします。
レジン製のキットとしてはとても精密なモールドで、専用のエッチングも付属しているのでとてもリアルに仕上がります。