1等巡洋艦 八雲 1/700(シールズモデル)


シールズモデルのレジンキット、八雲の製作です。新製品とあって、超絶なディティールとモールドが栄える一品!レジンのキットとしても第一線の完成度と言え、海外の複製技術より一枚上といった国産メーカーの実力が感じられる繊細なモールドです。さて、いよいよ六六艦隊へと突入ですぞ!日清を経た日本が次なる仮想敵ロシアに対抗すべく、海軍を編成するにあたり、戦艦6隻、巡洋艦6隻を基本とした編成に乗り出します。その巡洋艦の一番艦にこの八雲があります。八雲は六六艦隊の基本方針に従い、艦隊として均一な連携を必須とし、統一された性能を細かく注文された形でドイツに発注した巡洋艦です。ドイツ職人の気質と日本側の緊迫した情勢もあってか、着工から竣工迄の期間がヨーロッパ造船の最短記録をだしたとのこと。また日本海軍としてもとても長寿な生涯を送った様に、完成度の高い艦船だっとことが伺えます。巡洋艦とはいえ、9000トンクラスと重量級であり、装甲を犠牲にしても、速度と攻撃力を維持した設計が基本と日本独自の運用思想が反映されています。
個人的には六六艦隊の巡洋艦中、もっとも優雅なシルエットをもった艦船と思います。イギリス艦のスマートなラインとドイツの牢酷なイメージがカッチリと決まった素直に格好いいと感じる艦船ですね。


日清の艦船に比べて、かなり軍艦らしい堂々たるシルエット!2連装の砲塔が決まってます!

六六艦隊の内の巡洋艦六隻(八雲・吾妻・出雲・磐手・常磐・浅間)は性能的には均一に揃えられているので

特にカラーはありません。しかし同じ様な規格でも、国ごとに微妙な違いがあるのが面白いです。

巡洋艦といえ、戦艦並の武装と攻撃力を重視した日本独特の路線だったとのこと!

シールズのお陰、日露時の艦船もかなり充実しています。姉妹艦が無い艦船はレジンで、姉妹艦があるものはインジェクション

でキット化と合理的なリリース!今後の新製品が楽しみです。

[ギャラリー一覧]    [HOME]