レオパルド2 A4(ドラゴン 1/72)

ドラゴンのキット、初の現用戦車となるレオパルド2 の作例です。今回はパンツァーグラフ!のドラゴン特集用に作った作品(編集長の金子さん!ありがとうございます)。レオパルド2と言えば、やっぱ傾斜装甲が格好いいA5〜が今の顔ですが、直線的なこのA4もまた魅力的な車両!いつものべネットスタイルで仕上げてみました。
さて、この A4。ドイツの第3世代の主力戦車としてドイツが本気で開発した主力戦車。コンパクトながら高出力のエンジンで脚周りをかため、最強の主砲(120ミリ滑腔砲)とそれに耐えうる装甲を纏うことが目的と走攻守の最強を盛り込みます。特徴のある直線的な砲塔装甲等は、当時中東で問題であったATM対策として新たな技術が作った必然の容姿。WW2のティーガー以降、避弾経始の傾斜装甲が主流であった戦車史に突然復活を遂げたティーガーのテイストは正に王者の復活を連想させる面白さがあります(まっ A5で戻るんだけどね 笑)
ということで、車のモデルチェンジのように戦車も名前を保ちながら進化する様を洒落て、旧モデル同志が挨拶している情景で遊んでみたというわけです。ビートルといいミニクーパーといい、新旧ともに魅力的なモデルを作るデザインセンスの素晴らしさ!それは戦車でも健在ですよね。


新旧ビートルはホンウェル社の1/72ミニカーです。ダイキャスト製ですがなかなか良くできています。

NATO冬季迷彩の独特の色合いも面白いところ、こういった雪解けの季節を連想しましたのでこんな感じにしてみました。

レオの情景といっても実戦モードじゃ悪のりが過ぎるので、やっぱ演習中になってしまいます。

演習の情景ということで民間人や乗用車とのミスマッチが成立するのもこのドイツのレオならではかと・・・・(笑)

現用戦車といえば、この低くて大きな砲塔が独特の魅力ですね!真横に砲身を振ったシルエットが特に活かしています!

エクストラテックのエッチングを使用したのといろいろ細かい所はいじっております。

しかし、このドラゴンのキットは良くできていますね。

miniやビートルがモデルチェンジした当初は旧モデルの方が断然に格好良く思っていたのですが、不思議なもんで、

今は新モデルも格好いいと感じてます。レオも1も2A4もA5それぞれの味があるというかどれも魅力的なんですよね。

機能とデザインが融合するこの辺の欧州の工業デザインセンスというのはとても感心してしまいます。

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