TEE 夢の国際特急列車
60年代から欧州で華開いた憧れの国際特急といえば、このTEEとなるのだが、
正直、入門者の私にとっては始めて聞く名前であった。
2007年はそれの誕生50周年にあたる年で、各社、力を入れた商品群をリリースした。
私もその熱に押されるように色々と調べていく内に、
すっかり好きになってしまったのがこのカラーリングの列車群だ。
ベージュと小豆色のツートンカラーがトレードマーク。この組み合わせをTEEカラーとも呼ばれている。
特急といえば京阪電車な私には馴染みやすいカラーではあるが、欧州でいうTEEはオール一等客車のエグゼクティブクラス!
異国の地へ誘う国際列車であるからして、馴染みのテレビカーとは重みが違うのである。
当時の高速列車とはいえ、ドームカーや食堂車の存在からして、列車の旅を満喫できるゆとりの時間があったのだろう。
気品や風格すら感じられる。
今や時代は新幹線やICEやTGVといった超高速の時代。しかし、3丁目の夕日を愛する
オールウィズな気持ちは欧州も変わらないのかもしれない。
今となっては体感できないだけに想像は余計に脹らみます。
▲BR 112 TEE Rheinpfeil 2007年のTEE50周年を記念して発売されたセット。統一されたカラーが美しい。
▲この112型に限らず、4軸あたりの小さな機関車が客車や貨車を牽引する姿が好きだったりします。
▲ドーム客車と呼ばれる展望席が特徴!食堂車の存在等といい、列車の旅という情緒が色濃かった時代なんでしょう。
▲こちらは大人気のBR103。TEEの顔といえばこの機関車です!独特の流線形が美しい〜。
▲日本でいう特急「こだま」も似たような色だったので親近感もあるのかもしれない。素直に美しいと感じる。
▲インスピレーションとはいえ、好きになった機関車や時代背景なんかを調べるのも面白いもんです。