ムサシのお受験

家庭犬訓練試験CD1

2003年3月30日

JKC東京西愛犬クラブ主催全犬種クラブ展 

葛飾柴又寅さん会館前江戸川河川敷

朝6時半に家を出発。ムサシだけ連れて江戸川河川敷のドッグショー会場へ。会場に着いてまずムサシをゆっくり散歩させ、ムサシとママ共々気持ちを落ち着かせる。初めての受験ゆえ、どうしたらよいか分からないまま、まず本部テントで聞いてみようと向かうとすでに手前の緑地で試験をやっている。見たところCDXの試験のよう。次々と課目をこなすゴールデン レトリバーと指導手に見入ってしまう。このゴールデンは「後へ」のコマンドでぴょんとジャンプするように指導手の左脇に座るのだがその格好がとても楽しそうでかわいい。試験委員に受験の意向を伝え、先ほどの緑地でまず練習をする。練習はいつものフードプラスできたてほやほやの手作りレバーをバンバン使う。(^ ^) なんでこんなにたくさん美味しいもの貰えるのかな?とムサシはちょっと戸惑ったかも。準備は完了したつもりだったが、気持ちがまだ落ち着かないまま試験が始まる。

CD1試験   試験委員 三浦 昭夫先生

 規定課目   紐付き脚側行進 10m往復常歩
        立止 脚側停座からコマンドで立つ
 自由選択課目 停座及び招呼 停座で待たせ10m先で対面し呼び寄せる
        お手おかわり 脚側停座させ対面し指示で犬の手を右左順番に持つ。
        脚側停座で終了。
        据座 停座で待たせ10m先で対面、30秒後犬のもとに戻る。

試験は規定課目から始まり、試験委員の指示に従って進む。思ったよりムサシが集中しており、やり直しや失敗もあったがまあまあの出来。

い〜〜い、ママの言うことをちゃんと聞いてね。
紐付脚側行進、さあ、行くわよ。 ちゃんと見てね!

脚側行進、復路 そうそう、その調子!
停座及び招呼

招呼で戻る。 なぜか試験委員の方をまわって戻って−1点。
お手おかわり

据座 待て!のコマンドでママは前方10m先へ。 3秒そのまま待つはずが、ムサシはママの方へ 走ってきてしまう。やり直しで−1点。
脚側停座の位置で終了。

結果はマイナス2点で50点満点の48点で合格♪♪「非常に良く落ち着いてやりました。」とコメントをいただいた♪ いつもと違う場所での試験、おまけにドッグショー会場という騒がしい場所で、ムサシは緊張していたのか、ママをしっかり見つめていた。(時々試験委員を見つめていたが。笑) ムサシ、よくやったね♪♪ やり直しをしたけどママとしては満点をあげたいよ。(^ ^) 

写真はプラムちゃんのママに撮っていただきました。良く撮れていて嬉しいわ♪ ありがとう〜〜!!

 家庭犬訓練試験CD1の合格証明書
 4月22日付け

 評価は「優」♪ 
 犬種は「交雑犬(MONGREL)」
 犬名は「ムサシ(MUSASHI)」
 登録番号なし。
 毛色は「BLACK, WHITE & TAN」

小さい時にしっかり躾をしなかったせいで、ムサシには散歩の時に引っ張る癖がある。ジェントルリーダーを使ったり、チョークチェーンを使ったり、いろいろ試してみたのだがうまくいかず。。。どれだけ泣かされたことか。転倒はもちろん、ふいに引っ張られて膝の靱帯を痛め、しばらくびっこを引くこと数回。
これではいけないと思い、1年半ほど前から見様見真似で、まず「脇にぴったりついて座ったらクリッカーを鳴らしフードを一粒あげる」を家の中で繰り返し練習。脇についてお座りができるようになったところで今度は外で同じ練習。更に「数歩歩いてついてきたら歩いている状態でフードを一粒あげる」を繰り返し練習することで、ママを見ながら脇を歩くことができるようになる。リードをなるべく短く持ち、フードをあげる回数を減らしていく。匂いが気になり、引っ張りそうな時はチョークチェーンを引いて脇に戻したり、フードの入っているポケットに手を入れて食いしん坊のムサシの気を引く。脇をきちんと歩いていると時々不定期にフードをあげる。などなど、いろいろ試行錯誤を繰り返す。
脇に付いて歩く(脚側行進)ことができるようになったところで、ムサシにもママと1対1で向き合う時間を作ろうと思い、訓練試験の課目を簡単なものから始めて見る。(空は毎日ショーマナーの練習をするが、その間ムサシは係留され、ただ待っているだけ。)食いしん坊のムサシはフードさえあればついてくるのがおもしろく、CD1、CD2の課目をいろいろ試して楽しむ。フードで釣ればほぼできるようになった時点で、試験を受けてみようと訓練所に問い合わせると、ミックスは受験できないと言われ、がっかり。ところがその後お友達から情報をいただき、更にJKC本部に問い合わせてみると、ミックスでも受験できることが分かりほっとする。さて、いつ受験しようかな。考えているうちに時間が経っていく。。。
3月に入り、ドッグショー会場の公開訓練試験の日程を見ると、川越水上公園と江戸川河川敷の2カ所である。川越水上公園はもう目前に迫っており、覚悟ができていないので、江戸川河川敷で受験することに決める。
それからフードを抜いての練習を始めたが(もう遅いって)、あれれ、だめだぁ。。。フードを貰えないことが分かってしまうとお利口(?)なムサシは指示に従わない。脚側行進さえふらふら。。。仕方がないので、課目が終わったところでフードをあげるようにする。2課目続けてできたらフード、3課目続けてできたらフード、というようにだんだん課目数を増やし、CD1課程ならなんとか続くところまでもってきた。やれやれ。1週間前になるとCD2受験はもう諦めの境地。CD1だけしっかりできるようにしよう。ところが・・・2日前には「伏臥」をしなくなってしまった。受験前のママの緊張が伝わったのだろうか。手を出さないと(指符)伏せをしない。挙げ句の果て手を出してもしない。。。焦りまくった結果、「伏臥」をやめて「お手おかわり」に変更。これならちょとの手の動きでもムサシはやってくれる。前日は一連の課目をことある毎に家の中でも繰り返し練習。公園でも粘って練習した。まさにママお得意の一夜漬け。やるだけのことはやった。後は野となれ山となれ!と開き直る。

空とママがショーに忙しく、躾教室に通うチャンスがないまま(あるいは通い出すとなぜかクラスが消滅する)、本や聞きかじりでやってきたムサシの訓練だが、躾はやはりわんこと一緒に教室に通い、プロにきちんと教えてもらうのが結局早道!!カリキュラムにしたがって地道に努力すれば成果はしっかり目に見えてくる。最近は出張訓練をしてくれる訓練士さんもたくさんいるので、我が家のように6年間も苦労することのないように、みなさんは早めに訓練所やしつけ教室の門を叩いてね。(^ ^) 


ドッグショーとこぎっちわらわら