北海道旅行記'99 その1

1999年8月15日 〜 22日 

長文なので、まずダウンロードして、回線を切ってからお読みください。

はじめに

空を連れて家族で北海道を車で旅行してきました。今回の旅行は、昨年10月、空が我が家にやってきたときから楽しみにしていたものです。夫と娘はただの観光旅行と考えていたようですが、ママのほんとの目的は、ネットコーギーズとははさまファミリーに会うことだったのです。日程の変更などいろいろ紆余曲折はありましたが、空に何ごともなく帰ってくることができて良かった、良かった!

ムサシはコーギー飼いの友人宅にホームステイ。全走行距離3500km、車で7泊8日のハードスケジュールに加えて、今年の夏は特に暑く、フェリーの駐車スペースに置かれた車の中は高温になることが予想され、長距離ドライブに酔って具合が悪くなるおそれのあるムサシに何かおこったら、悔やまれるので、今回は置いていくことにしました。こんどは一緒に飛行機で行こうね〜

1日目 函館まで

午前3時出発。おりからの熱帯低気圧による大雨の中、常磐自動車道、磐越自動車道、東北自動車道を一路北へ。約2時間ごとにPAで休憩、空の散歩、運転手の交代を行い、10時にははやばやと盛岡に到着。このまま行くと正午頃には青森に着いてしまう。ちょっと早すぎたので、予定を変更して盛岡で遊んでいくことに。三内丸山遺跡、小岩井農場を訪ねたあと、盛岡名物冷麺と焼肉で長期旅行に備えて体力づくりをしました。

フェリー(青森函館間)

夕方5時頃青森港に着いて早速乗船手続き。ペットの乗船に際しては、ペットの客室への持ち込み禁止、不測の事態の船舶会社の責任の回避を記した同意書にサインしました。さて予約した19:30の高速フェリーは青森函館間を2時間で航行します。航行時間が少ないからと選んだ高速フェリーでしたが、駐車スペースには窓がなく中の温度が高くなるそうで、クールマット、板氷を準備し、目一杯車内の温度を低くしておきました。それでも気になり、時々下に見に下りて、乗務員に注意されちゃいました。えへへ

ふつうのフェリーは3時間40分かかりますが、駐車スペースには風が通り、温度もあまり上がらず、運が良ければ甲板部分に駐車可。ペット連れの場合は時間がかかっても、普通のフェリーの方が安心ですね。でも、隣にエンジンをかけっぱなしのトラックが駐車し、炎熱地獄だったという話も聞きました。ペット連れには受付の時点で駐車場所について便宜を図ってくれますので、作業員にさらに特別の配慮をお願いしましょう。

函館パークホテル(0138-23-0128) 

チェックインは午後9時半ごろ、遅い時間だったにもかかわらず、フロントの応対はとても感じが良かったです。空はバリケンのまま荷物と一緒に台車にのせて客室まで運びます。部屋はビジネスホテルよりやや広い程度でしたが部屋の中はペットは自由。でも外に散歩に連れ出す時は、バリケンに入れて台車で運ばなければなりません。他の宿泊客の目については困るそうです。床が絨毯だったので、抜け毛が目立ちました。チェックアウト時、ころころでお掃除するのが礼儀かな〜

2日目 きょうは息子のいる札幌まで。

時間もたっぷりあるので寄り道しながら。

まず大沼国定公園 

ぐるっと車で1周。途中キャンプ場で車を止め、水辺を散策。空は水に入るかしら?軽い気持ちでリードを付けたまま、水に近付けてみました。水に鼻を近付け臭いチェック、それから脚で水を触ってみる。そして水の中に入ってゆきしばらく水際を歩く。だんだん深みに入り込み、歩いているはずが、いつのまにか体が浮いていました。歩きから無理なく犬かきに移行した模様。狂喜し、リードでリード。

初めてのことなのでライフジャケットもないし、首輪も半チョークなのであまり遠くまで行かせることができず、適当なところで切り上げました。

旅行前に一度ビニールプールに少し水を入れ、遊ばせただけだったので、まさか泳ぐとは考えもしませんでした。水犬仲間に入れてとっても嬉しいです。

水犬のできるまで

くんくん

くんくんくん

あっちには何があるのかしら?

行くわよ〜

すいすい〜(脚がつかないわ)

もどってきたわ〜

あ〜っちいったり

こ〜っちいったり 気持ちいい〜

次の休憩地点はハ−べスタ八雲。

あのケンタッキーフライドチキンの農場で、れんが造りのレストランが建ち、テラスからは、海に向かうスロープに広がる牧草地を眺めることができます。ろばや牛がテラスの近くの囲いの中で放牧され、ちいさな子供達の人気を集めていました。実験養鶏場ではコーギーがお昼寝。夕方の鶏を追うお仕事までちょっとひと休みかな?
景色がよいせいか、いつものチキンもひと味違いました。

素敵なレストラン

テラスから大平洋が臨めます

あたしにもくれるの?

りっぱな牧羊犬?

見ないふり〜

ん、おしりを突つくのはだ〜れ?

北栄館 (011-716-0156)

のんびりしすぎたので、後はひたすら札幌へ。道央道に入ると気持ちよく高速走行。あっという間に札幌へ到着。パパと娘は息子の所に宿泊。空とママは北大正門前の北栄館に宿泊。夕食中は空は部屋でお留守番。疲れているようで、ケージの中でぐっすり。

ここは、犬OKですが、一般の宿泊客もいるなか、ロビーからエレベーター、廊下も犬を歩かせても大丈夫。一般客がいるので気になり、フロントで尋ねてみました。ここのオーナーはいぬぞりをなさる方で、裏手駐車場には8頭の大型犬が犬舎にいました。翌朝は北大構内を空とお散歩。近隣の犬達の散歩道になっているらしく、地元のわんこ達にも会えました。

3日目 きょうは十勝の池田町まで

9時過ぎに札幌を出発。国道274を十勝方面へ。きょうの最初の目的地は平取。平取牛という美味しい牛肉があり、平取温泉の町営レストランでステーキを安く食べられるというおいしい話を聞き、行くことに。けっこう距離があり、ほとんど大平洋側に到達。着いてみるとお盆の代休で休み・・・がっかり。274にもどり、日高の道の駅で昼食をとろうとしたところが、チョイスがない。道の駅のおそばやさんに仕方なしに入ったところ、意外にもこれがそば粉が多くておいしくいただけました。ちょっと味は濃かったけれど。

きょうはパール家襲撃が実現する日。わくわくしながら、パール家へ。

パール家にて

平日の夕方にパール家を訪問。パールちゃんとパールママが笑顔で迎えて下さいました。パールちゃんは空を大歓迎!がうがうもなく、臭いチェックをすると2頭の出会いはすんなり完了。お約束の白樺並木へ連れていっていただく。あの有名な(?)白樺並木を目の前にして巨大さに驚く。信州の白樺ってみんな細くてたよりなげでしょ。ところが北海道の白樺はたくましい!イメージが変わっちゃいました。白樺は十勝平野では防風林としても使われていました。

その後十勝展望台に案内していただき、地球は丸いを実感しながら、記念撮影。

十勝で一番高いところ 十勝平野が見渡せます

パールちゃんと一緒に記念撮影

仕事が終わって帰宅されたパールパパを今度は空がお出迎え。耳を後ろに倒してパールパパに飛びつき、得意のお顔ぺろぺろ攻撃。パールパパは降参!

やがて暗くなって帯広にくり出し、いよいよ十勝の幸を味わう。まずは、十勝地ビールで乾杯!十勝の幸をいろいろいただく。いいな〜北海道! でっかいどう〜 北海道〜こんなコピーがあったっけ。広大な自然に育まれる豊かな食べ物、羨ましいです。写真を撮ろうと気がついた時にはお皿はからっぽ〜でした。短い時間でしたが、パール家御一同にお会いできて嬉しかったです。

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