空とムサシの歯科体験 2

空ちゃん、歯が折れちゃった!


レントゲン写真を撮らせていただいた。


抜歯後、縫った糸が痛々しい。
写真を撮るのに引っ張ったら出血。

2003年5月13日

北海道旅行から帰宅後、夜、空の歯を磨いている時になんとなく違和感があり、よくよく見てみると・・・歯が1本無い!!大臼歯の前の歯がぽっきり根元から折れてしまっている。。。(号泣)しばらく事態が飲み込めず呆然自失。。。よほどの衝撃があったに違いない。思い当たることは・・・フリスビーをキャッチするとき、「キャイン!」と鳴いたことが1回あった。それとも帰りのフェリーでケージをガジガジしたのかな。動物の歯医者さんO先生に予約の留守電を入れるはめに。ムサシの歯の修復した箇所がはがれて、予約したばかりなのに。。。なんでこんなに立て続けに。。。旅行中歯磨きをさぼった罰か。(涙) 翌々日O先生から電話が入り、17日午後6時の予約となる。

2003年5月17日

夕方麻酔をかけるので空の食餌と水は午前8時までと指示を受けていたが、空は朝早くは食欲がないので、いつも10時頃になってしまう。今朝もやはり食べない。まっ、いいか。自由にしておくと水を飲んでしまう可能性があったので、きょうは空はケージに幽閉。

午後6時に間に合うよう4時に家を出たが、高速は以外と空いており早く着いてしまう。麻酔の前に散歩を長時間させるわけにも行かないので、ママは車の中で読書。

6時ちょっと前にドアを叩く。と出てきたのは・・・山鷹さん。あれれ、コーン君は10日が治療の筈だったが。聞くと10日に麻酔を掛けられず今日になったとか。コーン君、ひづめで大臼歯を欠き治療に来たが、更に前歯が2本折れていたそうだ。修復と抜歯の治療を受け、まだ麻酔から覚めていなかった。

コーン君が覚醒し、今度は空の番。麻酔を掛け、レントゲンを撮った結果、抜歯となった。まず催眠導入剤を注射してから全身麻酔、点滴、血圧モニターの器具を装着。まずレントゲンを撮る。レントゲン写真を見ると、歯に何か大きな力がかかり折れたらしい。前後の歯に異常がないのでフリスビーが当たって折れたとは考えられないそうだ。歯の間に何か小さなものが挟まっているところに大きな力が加わり、てこの原理でさらに強大な衝撃となりぽっきり!ではないかとO先生。折れた歯の残り部分と歯根の間も折れているので保存的治療は無理とのことで、抜歯に決まる。

残りの歯を取り出し、更に歯根を取り出すが、歯根も粉々に割れていた。(時間が経ったことによるもの。)小さな歯根片を一つずつ丁寧に取り出し、歯根の先の骨の凸凹を修復、消毒後、融ける糸で縫ってお終い。約1時間で終わった。歯石取り、歯面研磨も行う。ついでに麻酔中に長めになってしまった爪を思い切り短く切っていただく。

術後2時間後には水少量、フード(ふやかしたもの)1/3量を与える。24時間以上絶食だった空はフードをがつがつと食べる。まだ欲しそうだったので、もう少し追加する。食べた後はもちろん歯磨き。傷口に触らないように丁寧に磨く。