From: nakamura
Date: Fri, 10 Nov 1995 00:46:26 +900
Subject: [climbing 1275] RE: Ganpeki Touhan

	京都・左京労山の中村です。

有持> 皆さんは、どのような意見をお持ちでしょうか?
有持>ゲレンデでのトレーニング方法、本番での登攀方法、非常時対策など、色々な方
有持>法があると思います。皆さん、よろしければご紹介下さい。

	トレーニングについて。
	私の場合、トレーニングのゲレンデとなると京都大原の金毘羅山か琵琶湖西
岸の比良の天狗岩(関東の方には全然わからないでしょうが)になります。
	いずれもギア一式をかついで自転車で行きます。片道2時間位です。(距離
にして30km前後。)

	金毘羅山は岩場が山の斜面に点在しており、下の方からだんだんに登り詰め
て行きますから、実際のルートを登っているような雰囲気が味わえます。また岩稜も
あり、アイゼントレーニングの入門には最適です。アイゼントレの場合、(もちろん
手袋着用で)
	岩稜2p−>4級程度のフェース2p−>4級程度のフェース1p−>4級
	程度のフェース1p−>オプションでハングに挑戦など−>緩い岩稜をアイ
	ゼンのままノーザイルで下る
という具合に斜面を移動していきます。そして2時間の自転車こぎで帰宅します。こ
れを基本的に毎週末繰り返します。

	天狗岩の場合は自転車のあと、沢沿いを1.5時間ほど登らねばならず、良いト
レーニングになります。人工のルートが多数有り、数本登った後、場合によっては薮
こぎをして稜線まで出、登山道を下ります。こちらの方はたまに行きます。アプロー
チではちょっとしたルートファインディングの練習にもなり(道は途中から無いので
ちょっとした沢登りのよう)、より実戦に近いです。

	どちらも単なるゲレンデではなく、「山にある岩場」であり、東京近辺には
ないタイプだと思います。(私は東京出身です。)

	あと、笑われると思いますが、夜食は食べない事にしています。これにより、
腹が減っても寝れるようになりました。また、耐寒訓練として冬場でも手袋なしで自
転車をこいでいます。あとは普段の筋トレとジョギングくらいかな?あっ、そうそう、
アイスクライミングに行く前はバイルの素振りをします。(狙ったポイントに正確に
ピックを打てるように。)

	以上が、私のトレーニングです。しかし、研究室での実験が続くとどうして
もトレ不足になってしまいます。(私は院生)
		京都・左京労山		中村 真

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