藍島






米軍の航空写真(M114-115、国土地理院)




藍島には最大で照空中隊本部、照空分隊3個、電波標定機1、高射砲中隊1が配置されていた。しかし航空写真を見ても、これといったものは写って居らず判別は困難である。ただ配置図の記述と地形からそれらしい場所をそれぞれ比定しておく。

終戦直前の昭和20年5月27日に、第132連隊の高射砲第4中隊(日明)を機雷封鎖を行うB-29に対応するために藍島に移動するよう指示が出されている。
航空写真を見ても砲座らしいものは確認できないが、敷地の広さからして島の北西端にある平坦地ではないかと推測する。



日付 高射戦記、砲兵沿革史、復員省資料等による記事
昭和16年12月 防空第23連隊 照空第8中隊
昭和17年4月 防空第23連隊 照空中隊(照空分隊2)
昭和19年6月 高射砲第133連隊 照空第7中隊
昭和19年11月 高射砲第133連隊 照空第9中隊(照空分隊3)
タ号2型1
昭和20年6月 高射砲第133連隊 照空第9中隊
昭和20年8月 高射砲第132連隊 高射砲第4中隊 7cm高射砲
高射砲第133連隊 照空第9中隊(照空分隊3)