一ノ宮
2011.10.23 探索
2012.3.10 探索
左:米軍の航空写真(R515-2-83、国土地理院)
左:米軍の航空写真(R515-2-83、国土地理院)
新下関駅の南東にある標高107mの山頂付近に照空陣地跡がある。
聴音機壕は、戦後の鉄塔建設で破壊されて残っていないものの、照空灯壕は綺麗に残っている。山頂まで未舗装ながらも軽トラ道があり、アクセスも容易である。
日付 |
高射戦記、砲兵沿革史、復員省資料等による記事 |
昭和17年4月 |
防空第23連隊 照空中隊(垢田) 照空分隊 |
昭和19年11月 |
高射砲第133連隊 照空第8中隊 照空分隊 |
昭和20年8月 |
高射砲第133連隊 照空第8中隊 照空分隊 |
左:照空灯壕Aを南西から、右:照空灯壕Aを北東入口から
左:Aの内部、西縁を東から、右:北縁を東から
左:Aの東縁を北から、右:南縁を北から
左:Aの南東縁からBへの通路、右:Aの南にある照空灯の格納場
左:Aの中央から北縁を、右:中央から北東の出入口を
左:照空灯壕Aの南側(格納場)を南東上から、右:北側を南東上から
左:分隊長位置B付近の穴、右:同左穴、奥にあるのは祠
左:分隊長位置B付近の溝、右:同左穴
左:聴音機壕のあったらしき平坦地Cを南西から、右:同左続き
左:平坦地Cを北から、右:Cの西縁にあるケーブル溝?D
左:平坦地E、右:崩落した地下壕入口F
左:Gの西側にある崩落した地下壕入口、右:道のコーナー部からGを
左:Gの東側にある崩落した地下壕入口、右:Gから道を
左:H付近から東上を、右:H付近から西下を
左:H付近にあるケーブル溝の北上側、右:同左南下側
左:Hの西側にある崩落した地下壕入口、右:Hから発電車位置?I
左:発電車位置Iを南から、右:道脇からIを
照空灯壕Aは内径約9.5mで、南に格納場の出っ張りが、北東に出入口がある。Aの南東には分隊長位置らしい窪地や溝らしきものが幾つかあるが、あまり明確ではない。Aの南には祠が建っている。
Aの北には広い平坦地Cがあり、その北端には電波施設が建っている。恐らくここに聴音機壕があったと思われる。Cの西にはケーブル溝らしい窪地Dがある。Aの東には南北に長い平坦地Eがあり、その北東下斜面に崩落した地下壕Fがある。
山頂から少し南に下った、道のコーナーの東側に何かの施設Gがある。東西に2本の崩落した地下壕入口があり、東側に平坦地らしいものと、南側に通路らしい溝が落ちている。
Hの東側にはケーブル溝らしいものが南北に続き、西側には崩落した地下壕がある。その南下には発電車が格納されていたと思われる窪地Iがある。付近に何かあるようだが、藪が酷くて地形を把握できない。