立神(飽之浦)






米軍の航空写真(左:USB15-R16-135、右:USB15-R16-136、国会図書館)


米軍の航空写真(左:USB15-R16-134、右:USB15-R16-210、国会図書館)


米軍の航空写真(左右:USB15-R16-135、国会図書館)


米軍の航空写真(左右:USB15-R16-136、国会図書館)




航空写真を見ると三菱重工長崎造船所の北の丘の上に照空灯らしい円形窪地と兵舎、そして砲座らしき平坦地が写っている。米軍のまとめた配置図等から、下の円形窪地のある平坦地が照空陣地かと思われるが、上の平坦地は写真が白く飛んでいる為に良くわからなくなっており、何があったのかは判別できない。昭和19年6月の記述で立神に20mm機銃9門とあるので、この辺りが配備されていたのかもしれない。

またその東、三菱重工長崎造船所内の占勝閣の南下の平坦地にも5基の円形窪地が写っており、その内の2基か3基に、機銃らしきものが入っている。佐世保警備隊の引渡目録内に、飽之浦に25mm三連装機銃2基とあるので、これかもしれない。



日付 高射戦記、砲兵沿革史、復員省資料等による記事
昭和19年6月 20mm機銃9門
昭和20年4月 20mm機銃9門
昭和20年8月 立神、蔭ノ尾、家ノ町に25mm機銃が合計約24門
昭和20年8月末 飽之浦 25mm三連装機銃2(弾5910)(佐世保警備隊 引渡目録)