空港(新屋、雀居、東平尾)



米軍の航空写真(左:USB15-R15-0612、国会図書館、右:R236-No2-13、国土地理院)





航空写真を見ると、福岡空港の北西端付近に、南北2ヵ所の高射砲陣地が写っている。
昭和20年8月の配置図では、新屋と雀居に中隊が配置されているが、雀居はもうすこし南であり、また新屋は現在は消えてしまった地名で正確な場所が判らない。そのため、この配置図の2ヵ所が航空写真の2ヵ所に対応しているのか、別途南にもあったのかは不明である。





左:米軍の航空写真(R236-No2-14、国土地理院)

また8月に雀居に配置されていた独高24大隊の1個中隊は、6月の一覧では東平尾となっている。東平尾は空港の東で、資料(wiki、福岡空襲)によると福岡地区隊の本部が置かれていたと書かれている。初めは東平尾に配備する予定が、後に南西に移動したのかもしれない。
航空写真を見ると、東平尾公園の敷地内に何らかの施設らしいものが写っているが、これが地区隊本部かどうかは不明である。




日付 高射戦記、砲兵沿革史、復員省資料等による記事
昭和20年6月 独立高射砲第24大隊 高射砲第3中隊 新7cm高射砲6門(東平尾)
昭和20年8月 高射砲第133連隊 高射砲第6中隊 7cm高射砲(新屋)
独立高射砲第24大隊 高射砲第3中隊 7cm高射砲(雀居)