新田原








左:米軍の航空写真(USB15-R15-0209、国会図書館)



左:米軍の航空写真(USB15-R15-0209、国会図書館)





新田原には、飛行場防備の為に高射砲2個中隊と機関砲1個中隊(13mm10門)と、JR日豊本線の一ツ瀬川鉄橋の防備の為に機関砲1個中隊(ケキ砲9門)と1個機関砲隊(25mm3門)が配置されていた。
新田原飛行場を撮影した米軍の偵察写真を見ると、飛行場の北西と南東に6門と5門(良く見ると6個目が工事中のようだが)の砲座と、複数の機銃座(銃座のみ、建設中を含む)とを図示している。ただ昭和20年8月の配置図とは多少ともずれている上にこの配置図では高射砲は1個中隊のみしか描かれておらず、実際のところどうだったのかは良くわからない。

また昭和20年8月の配置図には、JR日豊本線の一ツ瀬鉄橋と、佐土原駅の近くにそれぞれ機関砲中隊が配置されている。航空写真からは明確な痕跡は確認できなかったが、それらしい位置をプロットしておく。




日付 高射戦記、砲兵沿革史、復員省資料等による記事
昭和20年6月 高射砲第136連隊 高射砲第7中隊 8cm高射砲6門(新設備砲未到着)
高射砲第136連隊 高射砲第8中隊 特7cm高射砲6門
昭和20年8月 高射砲第136連隊 高射砲第7中隊 8cm高射砲?
高射砲第136連隊 高射砲第8中隊 7cm高射砲
独立第12機関砲中隊 13mm10門
第21機関砲大隊 第2機関砲中隊 ケキ砲9門
海軍第6機関砲隊 25mm3門