左:平坦地Iの南東隅の地下壕、右:平坦地Iを南から
北部は、南北に延びる尾根と、その西下にある平坦地
の二段になっている。航空写真を見ると、基礎Jのある
平坦地と平坦地Iには兵舎が建っている。コンクリート
基礎Jは兵舎の基礎だと思われる。兵舎のあった平坦地の
東斜面にはG、H、Iの3か所の地下壕がある。奥行は殆ど
無いか、もしくは埋まっており、用途は良くわからない。
またこの兵舎平坦地やその周辺には、水槽や溝も多く
見られる。
南北に延びる尾根は緩やかな斜面を成しながら
平坦地Uへと登っている。Uに何かあったのかもしれ
ないが、痕跡はない。またUの西側はスロープに
なっており、AとUの間にあるスロープPと共に、
尾根筋と兵舎平坦面とを繋いでいる。
Uから北西に延びる尾根には段々畑Oがある。航空写真でもこの段々は写っており、当時からここにあったことがわかる。形状が段々畑という意味で、実際に段々畑だったかどうかはわからない。Oの北西上には平坦地Tがあるが、これから北側は何も無さそうだったので探索していない。