妙見山 聴測照射所?
左:妙見山を南西側から望む、右:山頂の北側の平坦部
左:山頂の電波施設(中央)、右:電波施設(南側)
左:山頂から東側を望む、右:妙見宮
引渡目録に「妙見山」とあるのだが、場所不明。
玉島黒崎にある妙立寺の西側の山がそれらしかったので実際に登ってみたが、山頂は一応平坦部があるものの狭く、2ヶ所にテレビの電波施設が建っている。それらしきものがないかと探索してみたものの、草が深くて判らなかった。
東麓に住んでいる方に話を伺ったところ、この山が妙見山である事に間違いはないものの、終戦後に山頂に登った時には何も無かったそうである。
広さからして探照灯を配置するのは可能かと思われるが、直径15m近い擂り鉢状の地形が必要な聴音機は配置できないのではないかと思われる。また終戦後の米軍の航空写真を見ても、この妙見山付近にはそれらしい影も見当たらない。
ただ工事前に終戦を迎えてしまった可能性もあり、聴音機も無理やり山を削って作る予定だったのかもしれず、現在のところ良くわからない。
それから登りは南側の尾根を無理やりに登ったが、東側にテレビ塔の保守道があるので、登る際はこちらから。
日付
引渡目録による記事
昭和20年8月
引渡:
手動110cm探照灯(未完成)1
ヱ式空中聴音機1
直流発電機1
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