大向の防空高角砲台・聴音探照所





大向 防空高角砲台・聴音探照所(2006.4.28)

2006.2.28 探索失敗
2023.5.21 17年ぶりに全面改訂。新しい記事はこちら





倉橋島の南西端の尾根上に、大向(おおこう)防空高角砲台、後に聴音探照所があった。航空写真を見ると、235mピーク付近に聴音探照所関係の施設が、170mの尾根上に高角砲台の施設が写っている。倉橋町史によると、石垣造りの砲座やコンクリート製の兵舎や水槽が残っているらしい。




追記(2016.1.11)

てつまろさんという方から、「最近になって麓から岳浦山(大向砲台の北東上)までの登山道が整備された」という情報を頂いた。軍道は辿れないものの遺構は殆ど通っているので、時間を見つけて再チャレンジしてみたい。








左:砲台の山を南から、右の道路が団地への入り口、右:軍道だが藪に埋もれている



左:藪に埋もれた軍道、右:団地へと続く軍道



結果としては藪が酷くてたどり着けなかった。

倉橋島の南西端の岬付近に、別荘団地が造成されている。この団地の奥に造成途中で工事を中断してしまった区域がある。その北東隅に崖崩れで、軍道が崩れた場所があり、ここから取り付いた。
巾1.5mの勾配の緩やかな軍道が続いている。50m程は鉈で潅木や棘を切り開きながら進んだものの、段々と藪が酷くなってきたので探索を諦める。登山道は、この軍道を藪漕ぎしながら進む他無いようである。
またこの軍道は、崖崩れの場所から南にも延びており、別荘団地の西側中央に出ている。当時はこの軍道が岬の辺りまで続いていたのだと思われる。

団地で老後の生活を楽しんでいた爺さんの話によると、砲台跡に慰霊碑を建てるという計画があるらしい。もし本当の話なら、それを待ってから突入しても良いのではないか。



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