皆月 特設見張所







皆月 特設見張所


2009年9月20日探索


左:平坦地Aと展望台、右:同左



左:展望台の上から、右:同左



左:展望台の北にある石碑、右:展望台からの景色



左:平坦地B、右:同左の西側



左:平坦地B、右:平坦地C



左:平坦地Cを南西から、右:用途不明の小屋と水槽



左:小屋の中、右:水槽



左:発電所跡、右:発電機用冷却水槽





能登半島は輪島の西にある皆月集落の北側、大長崎にある。公園として整備されており、駐車場もある。

平坦地Aは明治時代には望楼、昭和には電探、戦後には米軍のレーダーが置かれていた場所である。看板によると、展望台北の石碑が建っている辺りが電探の場所らしい。
平坦地Bは、恐らくは指揮所があった場所と思われる。現在は何も無い。
平坦地Cは兵舎や発電所があった場所である。2基のコンクリート製水槽と1棟のコンクリート製の小屋(というか物入れ)が残っている。東側の大きな水槽は発電機の冷却水槽、西側の水槽は天水桶かと思われる。小屋は用途不明である。
平坦地BとCの間には地下壕が掘られていたらしいが、草で入り口は確認できなかった。恐らくは指揮所を地下へ移設したものと思われる。

探すと他にも遺構が残っていると思われるが、草の残る初秋に行ったことと、時間が無かった事から確認できなかった。



日付 舞鶴海軍警備隊戦時日誌及び引渡目録による記事
昭和16年12月31日 配員:1、2、6(准、下士官、兵)
昭和17年5月 特設見張所
昭和17年6月 工事中
昭和17年11月 特設見張所(戊)
昭和18年7月 特設見張所(戊)
昭和19年8月 探照灯、発電機、変圧器、配電盤の地下への移設工事
昭和20年4月 官房艦機密6924号、電波探信儀装備中
昭和20年6月 電波探信儀装備工事は7月末完了予定
配備要図:1、8、22(准以上、下士官、兵)





ここから以下のページへいけます。