小笠原要塞(父島、母島)
更新履歴
2007.1.27 新規作成
行った場所のみ
父島
母島
発電所
夜明山陣地 頂上周辺
夜明山陣地 頂上から南西部
夜明山陣地 南東部
旭平展望台付近の遺構
中央山、見晴台の陣地
扇浦陣地
大神山陣地
大村第二砲台
父島の崖
沖港防備衛所
鮫崎海面砲台
母島砲台
静沢防空機銃砲台
静沢高地防空高角砲台
南崎海面砲台
六指地蔵防空高角砲台
南京浜
母島の崖
○父島、母島の軍事遺構の特徴
・本格的な攻撃を受けておらず、ほぼ当時のままの軍事遺構が残っている。
・僻地すぎた為に砲や機銃の回収が行われておらず、砲や機銃等の兵器を見ることが出来る。ただし殆どの砲は撤去の代わりに尾栓が取られて一部分を爆薬で破壊され、また機銃は米軍統治下に欧米系住民によって銃身部が引き抜かれて鉄屑として売られてしまっている為、完全な状態にある兵器は殆ど存在していない。
・本土では余り数が無い本格的な地下陣地が築かれている。
○参考になりそうな資料
・
小笠原村戦跡調査報告書:小笠原村教育委員会 他
一番手っ取り早くて判りやすい資料。夜明山付近の詳細な地図が載っていた。他はパッと見ただけなので全てに詳細な地図が付属しているかは不明。東京都立中央図書館に1冊入っており、閲覧可になっている(年末に上京した折にはまだ閲覧不可能だったので見れなかった)。
・
小笠原戦跡一覧:待島亮著 創英社/三省堂書店 1600円+税
一番手に入りやすい資料だが、事情により地図が一切付いていないので、この資料だけで実際に探索するのは難しい。
その他は、小笠原戦跡一覧の参考資料に一覧があるのでそちらを参考に。もしくは防衛庁資料室に行って、受付で「父島と母島の戦争遺跡を調べたい」と相談すれば教えてくれるかもしれない。
○実際に行く際の注意
・戦跡ツアー等に参加してガイドと一緒にまわる事
地下陣地は崩落や陥没、道に迷って出られなくなる等の危険が高い為、必ずガイドと一緒にまわる事。遊歩道が整備されている難易度の低い場所も、一人では行かない事。遭難するときはどれだけ注意していようが経験豊富だろうが遭難してしまうものであり、一人で遭難してしまうと命に関わる事になる。
・遺物は持ち帰らない、壊さない、落書きしない
論外な話だが、年々遺物が減っているそうである。間違っても持ち帰ってヤフオクに出さないように(特に弾薬関係は火薬が生きている可能性が高く危険ですらある)。また金属製の遺物は腐食によりボロボロになっているので触らないように。硫黄島程では無いにしても、父島と母島でも相当な数の犠牲者が出ている事を忘れないで欲しい。
・準備をしっかりと
懐中電灯、軍手、長靴、方位磁針、地図は必須。ツアーに参加すれば懐中電灯と軍手、長靴は貸してもらえるが、足の大きさが一般のそれと違う場合は、自分の足に合った長靴を持参したほうが良いだろう。カメラ用の電池やメモリ、フィルムはかなりの量を準備しておいたほうがいい。自分は途中でデジカメのメモリが足らなくなって泣きそうになった。また山に入る際には飲料水も十分に。
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