八丈岳 防空砲台






左:米軍の航空写真(R244-59、国土地理院)、右:国土地理院の航空写真(MKU627X-C3-11、1962年)


右:引渡目録の配置図


米軍の航空写真を見ると、烏帽子岳の東麓の烏帽子岳高原リゾートスポーツの里の南東とその東側の墓地付近に何らかの施設らしきものが写っており、しかもその中に弾薬庫らしき施設(建物の3方向に土塁、写真中央部)があるのでこの辺りが八丈岳防空砲台だと思われる。弾薬庫らしい施設の北と北東に砲座らしいものも写っているが、残り2基が判らない。
戦後しばらく後の航空写真を見ると、南西の細い尾根上に円形土塁が写っている。砲座の位置があそこだとすると、距離からして探照灯かと思われる。公園の敷地内だが、遺構が残っているかどうかは不明。
東側の墓地になっている場所に直径100m弱の綺麗な円形の地形がある。中心部に方形のものが写っており、射撃用電探のようにも見えるのだが、資料には電探が配備されていた記録はないのでこちらも不明。





日付 佐世保海軍警備隊戦時日誌及び引渡目録による記事
昭和20年4月 換装工事中、配置図:12cm4
昭和20年5月 官艦4992号、3/1〜5/24、12cm新設工事完了
昭和20年?月 引渡:
12cm4、25mm4、13mm1
高射装置1、測距儀1、探照灯1、8cm双1、発電機1

兵舎 木造三角3 130m2、付属家屋 木造平屋丙級4 60m2



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