平戸 特設見張所






左:聴音機すり鉢状窪地の縁、右:同左中央部


左:聴音機すり鉢状窪地、右:同左縁


左:聴音機すり鉢状窪地を北東から、右:同左縁


左:駐車場とすり鉢状窪地の中間、南西方向、指揮所があった辺り、右:同左北東方向、兵舎があった辺り


左:駐車場の端から、右:駐車場の北東にある水槽


左:水槽、右:水槽と、その上の水槽


左:水槽の東下にある壕跡、右:三角点近くの平坦地


右:米軍の航空写真(M877-1-15、国土地理院)


引渡目録での配置図


平戸島北端の白岳山頂付近。南西に聴音機用のゆるやかなすり鉢状窪地が綺麗に残っている。縁を土留めの石垣が巡っている。
指揮所や兵舎跡はそれぞれ電波施設や駐車場になり何も残っていないが、兵舎のものと思われる水槽が残っている。また水槽の東下には地下壕が陥没した跡がある。
航空写真には白岳の三角点付近には何も写っていないが、現在は平坦地がある。配置図にある「雑」がこれにあたるのかは不明。
南下の神社の鳥居の付近に発電所があったと思われるが、道沿いには遺構らしいものは残っていなかった。

またここには明治時代には海軍望楼が築かれていたそうである。




日付 佐世保海軍警備隊戦時日誌及び引渡目録による記事
昭和16年12月 聴測照射所、工事中
昭和17年3月 内令第395号によって特設見張所に改称
昭和17年4月 工事中、官房機密5338号
昭和17年5月 松島以外ほぼ完了(5338)
昭和19年9月 配置図:探照灯1、聴音機1
付表:特設見張所(丁)
昭和20年4月 配置図:探照灯1、聴音機1
付表:特設見張所(丁)
昭和20年?月 引渡(引渡目録):
探照灯1、管制器1、連動機1、発電機3、聴音機1、双眼鏡1
13mm3

兵舎 木造平屋1 127m2、指揮所 レンガ一部木造二階1 63m2
付属家屋 レンガ及び木造平屋3 207m2



引渡(米軍資料):
150cm探照灯1、管制器1、聴音機1、12cm双眼鏡1



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