諏訪 防空砲台






左:戦中の米軍の航空写真(USB15-R16-536、国会図書館、)右:引渡目録での配置図


右:戦後の米軍の航空写真(R172-3、国土地理院)




大村市の北東側、上諏訪公民館の西側付近に4基の砲座とその南下に兵舎らしき建物が写っている。引渡目録を見ると4基の12cm高角砲の他に1基の7cm野戦高射砲がある。12cm高角砲砲座の北西西の尾根の上に鍵穴形状の窪地があるので、これかもしれない。
150cm探照灯は配置図を見ると砲座の南西側に描かれているが、航空写真で明確な形状は確認できなかった。写真内の矢印の位置に半円の影が写っているので、それかもしれない。

現在は宅地になり遺構は残っていないと思われる。




日付 佐世保海軍警備隊戦時日誌及び引渡目録による記事
昭和19年9月 配置図:12cm4
昭和19年11月 官房艦機密4992号、96式150cm探、11/8新設開始
昭和19年12月 11/8〜12/5新設完了
昭和20年4月 配置図:12cm4、150cm探照灯1
昭和20年?月 引渡:
12cm4、7cm野高1
高射装置2、測距儀2、150cm探照灯1、管制器1、12cm双1、発電機3

兵舎 木造平屋2 360m2、付属家屋 木造及びレンガ平屋6 170m2
弾庫 隧道2 レンガ造2 80m2



ここから以下のページへいけます。