足摺岬東部 送信所?





全体配置図





送信所?





左:方形窪地を南東上から、右:同左を東から



左:方形窪地を北西から、右:同左の尾根付近



左:方形窪地北東に開いている出入口を内側から、右:方形窪地内側から南を



左:尾根上の長細い窪地を西から、右:尾根上の円形窪地





三角点から西へ続く尾根の、最も細くなった辺りに方形窪地がある。尾根の北斜面に約4m×3.5mの大きさに掘られており、北東側には出入口らしきものが開けられている。内部には基礎のようなものは見られなかった。また方形窪地の南の尾根上には、円形窪地と長細い窪地がある。用途は不明。
地元の古老であるYさんの話によると、三角点付近にあった民間の防空監視哨から尾根沿いに水を汲みに行く際に、直ぐ脇で陸軍が何かをしていたのを見た、という話を監視哨に詰めていた人から聞いたことがあるとのことである。また足摺岬の警戒機陣地で技師をされていたMさんが地元の郷土史を調べておられるNさんに宛てた手紙によると、三角点のある山の付近に送信所があったらしく、他に候補も見当たらないので、一応ここが東部地区の送信所ということで仮定しておく。
Mさんによると、東部の警戒機陣地では人形型の送信アンテナが建てられていたらしい。尾根上の穴がアンテナの柱を建てていた穴の跡?という穿った考えもあるかもしれないが、高さが30m近い柱を建てていたにしては小さすぎる気がする。






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