ゴリッツァ 制作の詳細〜 (Part2)

基本的に船体はエアブラシですが、筆塗りも多様しています。突起物が多いのでマスキングが難しいのが艦船の壁ですね。
木工甲板はいつものハンブロール63番、サンド色で筆塗しています(濃いめの色が好きな方にはオススメ)。この色を多様するのは、色合いが作者の好みであることと、筆塗りでも色むらが殆どでないことが良いです。

筋に茶色や黒を流し込んで、陰影を出してもOKですね。

そんでもって、デッキの濃いグレーはハンブロールの品番112です。これも筆むらが少ない色です。

照明灯は、ライトの埋め込みとガラスコートでいつもの様に再現しています。

煙突などの黒は、アクリルガッシュを使っています。水と筆でスグに使えるのも便利ですが、安定してはっきりとした艶消しになるのは重宝しますね。

艦橋等の各フロアもちゃんと塗り分ける様にしてみました。塗ってから組むって順番は本当に手間ですね。これは飛行機も特に感じます。

ごりっつあらしい艦橋を再現できたとは思うのですが・・・・まあ こんなもんでしょう(笑)。700はディフォルメ率がとても高いジャンルでしょうから、作者の趣向で表情もかなり違って来ますね。
突起物が多いので、マスキングでのストライプはかなり難しいです。私はガイドを兼ねて、細切りのデカールを貼って再現させました。サイドのエッジだけデカールの直線で再現して、中を筆塗りする感じです。
これが、鬼の目ナットとビス止めです。手間ですが、レジン特有の問題である反りの対策にもなりますし、模型を直接触らずに鑑賞できるのは良いですね(笑)

船首から船尾まで、ピッタリと喫水の平行ラインが保てるのが嬉しいです。

半年以上前のシーラの作例からやっているのですが、今のところ、軽年変化による影響がないので成功かも。 

これでも反るというなら、それはもう、アスファルトを突き破って成長する芽のような生命の神秘です。反りの意志に偉大な力を感じることでしょう(涙)。

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