オチキスH38 ベネットの簡単な製作レビュー


ベネットの製作レビューといっても特に難しい事はしていないので、特に観るところは無いのですが(汗)製作途中を適当に撮影して置いたスナップ集というのが正確ですね(製作記作るつもりだったのに肝心な部分で撮影を忘れていたのが事実)。で 簡単な話。以下が私のベネットづくりの流れです。

1.頭の中で作りたいイメージを漠然と描く。→ 2.キットや素材を物色しにいく → 3.とりあえず、キットの基本工作を終える → 4.ベースの大きさと大体の構図やレイアウトを決める → 5.構図にあったフィギアの制作をする →6.ベースを作る(買いに行く) → 7.フィギア全ての塗装を仕上げる → 8.各パーツを固定する → 9.ラベルを作って完成!    といった感じです。まずは脳内モデリング(笑)を自由にやって、既製品でも自作でも可能そうな範囲を絞っていきます。肝心なのはこの段階であまり決定しないこと!キットの仕様やレイアウト、ベースの大きさなんか決めてしまうと、制約が多くてその通りにするのが難しいし、完成すると意外とバランスが悪かったりするので、あくまで漠然と自由度が高くした方が無駄がありません。特にベースの大きさは、後回しの方が吉! とにかく立体物を完成させてから、本格的なレイアウトと構図を決定した方が良いと思います。 では スタート!!


まずは立体物の基本的な形を作成して、表現したいベネットのレイアウトをやってみる。(ベースは仮のもの)

キットは仮組状態、フィギアもだいたい組んだもので、高さや角度をどのくらい調整すべきか見ておくと間違いない。

作る物がきまれば細部の作り込みを開始!

このオチキスH38は、ドイツ仕様だったので、フランス独特のドーム型のキューポラに変更、後部の砲塔ハッチをモーターツールで開口し、ハッチを開いた状態にした。

ここでは見えないが、反対側の側面に、鎖をつけてみたりと、ちょっとだけいじっている。

戦車兵はミリキャストのフランス戦車兵を使用貴重なフランス兵、このサイズなら今のところこのミリキャストしか知らない・・・。しかし、デキは良いので応用させれば色々やれると思います。 

ポーズを決めるため、両腕をプライザーのキットから移植、脚もプライザーから

首は一回切断(コワイ・・)して、襟元を開口し、真鍮線を埋め込んだ頭部を再び接着。何故かこれだけで雰囲気が良くなるのですが、首の角度が自由になるので、視線を自由に作れるように! 固定はまだしない・・。

気になる隙間は瞬間接着パテで修正しています。

こちらの騎兵は、イタレリから出ているキットを使用。色んな国と時代のフィギアがありますが、なかなか良いデキです。 ソフビまでいきませんが、ふにゃふにゃしたプラ材なので削ったり、塗ったりは一手間あります。

フランスの竜騎兵、正確には知りませんが19世紀の騎兵とのこと。 中世と現代が混じったような軍装が活かしています。

統一感を出すためにも、ヘッドだけプライザーから持ってきています。こちらも真鍮線で頭部を接合しなおしているので、視線がある程度作れるようにしました。

こっちは軍旗を待っている方。脳内モデリングでは戦車一体に騎兵一体が構想だったのですが、実際に作ると、あっさりしていて意外と地味だったのと、イマイチ騎兵が分かりにくかったということで、もう一体! 説明も兼ねて、軍旗をもった派手なヤツに決定!

こちらも首だけを加工しています。

如何でしょうか? 一体よりは躍動感がでているでしょう?

この辺がこのベネットの中心となる部分。視線をあわせる戦車兵と騎兵。

エリートの誇りが交差する刹那、戦いに駆り立てられたお互いの闘志が共鳴する。それはある意味、今までもそしてこれからも、繰り返される戦いという○×○○△、○○××・・・○△△××・・・・ ああっ うるさい!

お互い、「腹へったなぁ・・」位でいいです。

フィギアの塗装です。

今回は、初めてながらアクリルガッシュなる塗料を使用。水性なので水でのばせるし、無臭ですし、速攻で乾くのでフィギアに最適! 発色が凄く鮮やかなので特にミニスケに向いているのでは? 重ねてしっかりとしたツヤ消しはAFVのフィギアにうってつけです。

今回は顔面のブレンディングだけは油絵の具とハンブロールにしましたが、色々試してみようかと・・・。

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