オチキス H38 1/72(アルビー)


フランスのガレキメーカー、アルビーのキット。最近マイブームなフランス車両をSF風にベネットで仕上げてみました。またまたオチキスですが、今度は単砲身のH38の工作。ドイツ仕様しか手に入らなかったので、フランス仕様に改造する余計な手間もありましたが、アルビーのオチキスはとてもいい出来なんです。さて、H39で触れたたように、この戦車はフランス軍の騎兵科で採用された戦車..。で、当時の騎兵との並列を思いついたのですが、キットを物色しに行った時、このイタレリのフランス竜騎兵を偶然見つけたので、こっちでも面白いかって。「時代が違っても騎兵の誇りは変わらない・・・」みたいなノリで、やっちゃいました(笑)。 日露戦争の時、ロシアのコサック騎兵が機関銃の前に惨敗した地点を境に、騎兵が活躍する時代は終わったと言われていますが、ヨーロッパでの騎兵はいわばエリートの歩み、戦場の花形、兵士の憧れの的でした。防御力がかなり弱いのですが、機動力と奇襲攻撃力に優れた特性があり、ドラクエの毒針(古い?)のような存在で、一気に逆転させる戦局を作ることもあれば、一騎も残らない全滅もあったりと、戦場のスター的な存在でした。軍というモノの機械化が進むにつれ、その姿や役割は失われていくのですが、戦車はその騎兵の末裔といったところか。機甲師団という発想に飛躍できない特にフランスなんかの編成をみれば、そんな印象が濃く感じられるわけです。


オチキスH38とフランス竜騎兵の組み合わせ。戦車兵と騎兵の視線なんか会わせたりして・・見つめ合う二人・・。

騎兵はイタレリのキットを小改造。たまにはこんなSF風も面白いでしょ?

今回のフィギアの塗装に、初めてアクリルガッシュを使用。発色が鮮やかでオススメ!

ベネットって楽しいですね。今回も簡単な製作レビューをあげたので、興味があればどうぞ。

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