須磨  簡単な制作レビュー

艦船模型の分野でもマイナーな明治艦船モノ。その中でも更にマイナーなレジンキットとなれば、誰が作ってるの?と聞きたくなるような分野です(泣)。他人の製作期を書籍やネットで探しましたが、全く見つからなかったので、おそらく、好きにしていい!ってことだと思います(爆)。好き勝手に作ったので、思いつきの我流製作(恥)です。誰でもお気軽に作れるジャンルだと思うので、たまには違う分野で息抜きでもいかがでしょうか?世界の艦船シリーズの「日本の巡洋艦」、資料はこれだけ!そんなわけで、我流ながら製作レビュー! スタート!!!


とかなんとか言いながら、かなり完成していますが・・・。まずは船体の形成から。 クラックのキットは、殆どが艦底に当たる部分に余分なレジンが付いているので、ノコギリで切り離して、平面になるようにひたすらヤスリがけしないといけません。この作業が重作業でして、部屋の中なんかではとてもできません。

喫水線(水面に浮かぶ船体をモデルにしているので、いわば水面の境界線)が綺麗にできればお終い。どちらにせよ、クラックのモデルはここからスタートです。

ヤスリについて、ダイソーなどの100均で粗い目のヤツがあります。でかいので平面を出すために重宝するのでオススメ! 安いしね。 

艦首のアップ。 専門のエッチングなんてあるわけないので、適当に手摺りを選んでいます。使用したのはジョーワールドの最上用の手摺りセット。2,3隻分はあるので、クラックも3隻はつくりましょう(笑)。 錨の支柱や船首のポールは0.3ミリの真鍮線。もっと繊細にしたいなら0.2ミリでもオッケーです。

錨のモールドは削って、シールズモデルの予備キットから流用。

鎖はpartのエッチングの余りから。この辺は、艦船のエッチングでも鉄道模型のエッチングでもあるでしょうから、好きなモノで代用するといいでしょう。

真ん中あたりです。カッター(短艇)を吊り下げる支柱と下から支える支柱は0.3ミリの真鍮線で、 太くなりますが、しっかりしたモールドのあるシールズモデルのキットから流用するのもいいかも。

廊下になる部分はただのプラ番です。

黄色いのはマスキング。塗装が困難そうだったので、ここだけ先に塗っておいただけで特に意味はありません。

艦尾。 エッチングは根気で勝負! ジェリー状の瞬着をポイントごとに点で付けて、端から根気よくすこしづつ接着。 液状の執着を刃先などですくって隙間に流し込むといった作業の繰り返しです・・・。

瞬着が少々はみ出ても、後でペーパーで削りとればオッケー。

艦橋なんかも。ピンセットで丁寧に丁寧に・・・。

ロートシルトさんの作る艦船からずれば、ほんと、簡単な方だと思うので、くじけそうになったら、ロートシルトさんのHPを見に行こう!すると励まされて完成します(笑)。

クラックの純正部品でも充分に高品質ですが、AFVの癖で、ついつい砲身を変えてしまいます・・。 砲であるからには開口していないとって気分があるので、真鍮パイプの組み合わせでそれらしく。外径0.5の内径0.43に 外径0.4の内径0.33の組み合わせです。

砲塔はシールズモデルのパーツから流用。

シールズモデルからインジェクションのパーツが別売りされています。1000円位だったでしょうか。この時代の艦船を作るには重宝するキットです。モールドの良い砲塔やカッター(短艇)等が入っているのでディティールアップにオススメです。

更に小型の砲塔です。 ちなみに上に写っているのはペンのキャップの先です。
以上の組み合わせで完成です。
基本工作は以上です。特に艦船だからといって特別な方法はありませんが、地道な作業の繰り返しという根気は必要ですね・・。

写真は組んでいますが、塗装となればパーツごとにサフ吹き、塗り分けをしていきます。 塗ってから組むって感じが楽ですね。

1/700とはいえ、手のひらサイズな艦船が多いこの明治時代。ミニAFVに似た魅力があるモデルだと思います。

以上、簡単なレビューでした。

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