北海道旅行記'99 その2

1999年8月15日 〜 22日 

長文なので、まずダウンロードして、回線を切ってからお読みください。

4日目 帯広

きょうは一日帯広周辺を散策。まずは池田町のワイン城へ。朝食後すぐだったので、残念ながらワイン城のレストランは営業しておらず、名物のステーキとワインを味わうことができませんでした。

つぎは田中義剛の花畑牧場。動物のいるところは概してわんこ入場お断り。ここも犬は入場不可でしたが、切符売り場のおばさんが見ていてくださいました。切符売り場の前に繋がれた犬は6匹。みんな飼い主が牧場とドッグショーの見学をしている間おとなしく待っていました。花畑牧場では一日2回ドッグショーを行っています。ひつじ追い、フリスビーのデモなどがメイン。この日は田中義剛プロデュースのカントリー娘の一人がきており、歌を披露してくれました。昼食は、花畑牧場手前の農家を模したレストランでいただきました。

次はドイツの中世の町を再現したグリュック王国。広場に面したグリムの街そして村、グリムの森には遊園地、そしてビュッケブルグ城シュルスホテルがあります。お盆の後の平日、お客が少なくちょっと寂びしかったですが、空を連れてゆっくり散歩しながら王国を楽しむことができました。

この後、帯広市内に向かい、十勝名産洋菓子和菓子を味わおうと、六花亭に向かう。なんとここも売店は開いていたけれど喫茶室は休業でした。なんてアンラッキーなわたしたち、と思ったのですが、ラッキー!売店でケーキを買ってその横のテーブルで味わうことができました。しかもコーヒーはただで飲み放題。ペンションに泊まって不便なことは、外食ができないこと。夕食間近なこの時間、ケーキを思いっきり食べることはできませんでした。でも生クリームはさすが本場、乳脂肪の濃い本物の味をじっくり味わいました。そのあとは、売店でお土産を物色。目移りしてなかなか決まりませんでした。

ラーダニーヴァ(01566-2-1243)

今夜の宿は6月にオープンしたばかりのゲストハウスラーダニーヴァ。十勝清水のインターそばのなだらかな丘の斜面に立つ手作りのゲストハウス。ゲストルームは広めの4室のみで、御夫婦だけでのんびりやっていける規模。わん連れのお客のために始めたこのゲストハウスは台所以外ペットOK。ゲストハウスの前には広々とした牧草地。思いっきりわんこを走らせることができます。きょうの夕食は、焼きタラバ、ビーフシチュー、サラダ、花豆等、翌日は焼きタラバがステーキにかわりました。おいおいメニューも増やすそうですが、現在、食事はワンパターン、というのは、北海道は1泊して、他へ移動する人が多いから。でもわん連れは違います。ペット可の宿泊施設が少ないこともあり、できるだけ連泊したい。それで2泊目にはメインディッシュが変わります。3泊目以降は御相談とのこと。外食もいいし、リクエストも受けて下さるとのこと。朝食も希望があれば、和食に。

  セントバーナードのラッセル君が お出迎え

キタキツネ、みっけ!

ラッセル君とフレップ君と一緒に

ダイニングルーム

そらという名の部屋に泊まりました

部屋から牧草地の庭が見えます

5日目 摩周湖 

きょうは朝8時に出発して、目的地は摩周湖。距離があるので、摩周湖とオンネトーだけをターゲットに。まずは十勝清水から池田町までは道東自動車道、高速で快適に走る。その後一般道に下り、ひたすら走る、走る。ラーダニーヴァでねずみ取りの警戒ポイントを教えていただき、それ以外のところではスピードを出す。幹線道路にもかかわらず、やはり北海道、車が少ない。オンネトーは水の色が変化するカルデラ湖。雌阿寒岳、阿寒富士、雄阿寒岳が臨め、絵葉書のような美しい風景を見ることができました。その後もひたすら走りつづけて、思ったより早く摩周湖に到着。霧で有名な摩周湖。きっと霧に閉ざされ見えないかもしれないと思っていたら、くっきりはっきり摩周湖が見えます。ラッキー!!!展望台で美しい摩周湖の全景を楽しみました。午後から霧がでてくることが多いそうです。

空も湖面にのり出す

撮影ポイントで記念撮影

帰り道、足寄町の道路沿いのくまげらというログハウスのレストランで、昼食をとりました。美味しい空気を満喫させようと空は外に。レストランのオーナーと話すうち、このログハウスはラーダニーヴァのオーナーが手作りしたものと判明。家具も手作り。そういえばラーダニーヴァの家具にも同じくまげらのマークが入っていたっけ。帰ってからラーダニーヴァでのオーナーに、北海道への移住、ログハウスを手作りしたことなど興味深い話を伺いました。

6日目 

十勝を朝発ち、札幌に向かう。平取牛のステーキに心ひかれながらまた同じ距離を走るのはもう嫌だと家族の反対があり、素直に最短路をもどる。

モエレ沼ミニミニオフ会

この日は札幌のモエレ沼公園で、明日子ままがミニミニオフ会を計画してくださっていました。広々として芝生がきれいな広場に集まったのは、明日子まま&ちょこくん、メイちゃん&メイまま&息子さん、それと我が家(パパは雲隠れ)。後から、出産後、外に出るのは初めてというアミちゃんとマーマさんと息子さんが加わりました。どこにいってもさすが北海道!この公園も広いこと!!芝生広場がまた広い!!こんなところを思いっきり走らせたら楽しいだろうな〜 なんていけないことを考えてしまうママでした。

お互いの臭いをチェックしあったあと、すきあらば後ろに回るちょこ君を空は撃退。空、めったに会えないんだからもうちょっと優しくしてあげたら〜 メイちゃんは好奇心一杯の顔できょろきょろ、絶えまなく動き回るとっても元気なパピーちゃん。後から加わったアミちゃんもとてもフレンドリーでお母さんらしい落ち着きが。和気あいあいとわんこ達のご対面は進みました。北海道のコーギーは気持ちもおおらかなのかな〜

 

でかコーギー、ちょこ君

5ヶ月のメイちゃん

やさしそうなアミかあさん

今度は出産したばかりのアミちゃんのお家にベビー達を見に行くことに。おっぱいをたくさん飲んでぐっすり眠っていたはずのベビー達、侵入者に気付いたか(?)むくむく動き始め、またまたアミかあさんのおっぱいに貼付きます。みんな懸命におっぱいを飲むかたわら、アミかあさんは1頭1頭お尻をなめて、排泄の始末。それが終わるまもなくベビー達は、いつの間にか夢の中。生後10日程のベビーを見たのは初めてでした。

一緒に並んでおっぱい

お腹が一杯になってすやすや

眠りながらもいつの間にか移動

コーギーのしっぽ

7日目 

同じルートを通って札幌から函館に。函館では赤れんが倉庫群周辺を散策し、夕食には海鮮料理と函館の地ビールをいただきました。

さて、この旅行の目的のひとつが空の里帰りでした。でも、ちょっとした行き違いで、結局ははさまとおうじパパに会うことができませんでした。残念!

でも、また来年もあるさ!

8日目

早朝のフェリーに乗り青森へ。そのまま東北道にのり、一路つくばへ、 のはずが思った程時間がかからないので、途中寄り道して郡山の友人宅を訪ねることにしました。

友人宅にはハスキーの女の子ラッキーちゃん(8才)がいて、空と対面させるのを前から画策していたのでちょうどよい機会でした。犬なつっこい空はすぐにラッキーちゃんと仲良くなりましたが、心優しいラッキーちゃんは強気の空に押され気味でした。

 仲良くツーショットを撮ったのだけれど、

なぜか急に険悪なムードに!
 
  空    勝った〜
 ラッキー あたしのお家なのに、くすん

おわりに

犬連れのため、ふつうの観光旅行とは異なり、宿泊施設、観光施設ともに限られましたが、それでもめぼしいところは訪れることができたので、満足、満足! 涼しい北海道に避暑の予定が、ときとして関東より暑い北海道でしたが、移動中の車内はもちろんクーラーが効いているので快適で、むしろ帰ってきてからの残暑には閉口しました。

旅行中、食欲があまりなかったこと、換毛がひどかったことをのぞいて、粗相もせず元気一杯の空でした。長い旅行の大半の時間を狭いバリケンの中で過ごしながらも、飼い主達とずっと一緒にいられたことがとても嬉しかったようで、アイコンタクトがばっちり!になりました。

ムサシは、友人宅で可愛がられ、コーギーのパルちゃんとボナくんと一緒に毎日ドッグランに連れていってもらい、楽しい毎日だったようです。

終わってみればあっという間の旅行でした。あれもしたい、これもしたい、まだまだ北海道にはたくさんやりのこしたことがありそうです。来年はどこに行こうかな〜

なが〜い旅行記におつきあいくださり、どうもありがとうございました。



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