カルロアルマート L6/40  1/72(プリンチペネッロ)

イタリアの個人ディーラー、プリンチペネッロのガレージキットです。高水準なガレキメーカーも増えていますが、このメーカーも例に漏れずかなり高品質のキットをプロデュースしています。流石!自国の車両だけあって、しっかりとこんなマイナーな車両を再現していますね。
さて、このL6/40。ドイツの快進撃に慌てて参戦した時期にはまだ試作の段階で、量産出来る頃には既に時代遅れと283両しか生産されなかった車両です。軽戦車らしいその小さな車体は、豆戦車のL3の面影を大きく残した設計で、かろうじでトーションパーの脚周りやブレダ20@砲といった新機軸を採用をしてはいたものの、役不足は否めない遅すぎた登場でした。搭乗員も2名といった設定は、フランスのオチキスH38と同じ様な感じで、偵察を主任務にした騎兵科での採用となったところも酷似しています。
35にもインジェクションキットが無いマイナーな車両ですが、72もガレキではウルトラキャストかオストモデルの古いキットしか存在せず、デキの良いキットを切望していたところ、このキットの登場はとても喜んでいました。もともと軽戦車が好きでしたが、この独特のディフォルメされた様なフォルムはかなり印象的。凝った脚周りの形状が特に活かしていますね。このL6に限ったことではありませんが、イタリアの兵器開発はまさに迷走の連続。開発どころか、戦歴自体も迷走していましたから微笑ましい情景でまとめてみました。枢軸国でありながら、特に遺恨を残さなかったイタリア。戦争なんて強くなんかなくてもいいのかもしれませんね。


民間人に道を聞いているといった感じで(笑)。このフォルムこそがL6の魅力の全てです(ハイ)!

いかにも手作りといったイタリアらしい車両ではないでしょうか!72でこれが作れるのは本当に嬉しい!

ほんでもってタイトルが「迷走」(笑)と、いつも無理矢理にタイトルつけてますね。

なんだかアフリカっぽい色ですが、一応イタリアってことでお願い致します(願)。

大したディティールアップをしなくても、丁寧に仕上げてやるでけで充分なキットです。

折れた標識なんかを演出に加えても良かったですね。ロバはプライザー、戦車クルーはミリキャストの改造、

民間人は色んなパーツの寄せ集めでそれらしく工作しております。

このアングルが個人的には好きです。脚周りと車体後部の形状がとても活かしていますね。

例によってもうちょっと詳細を作ってみましたので、興味がある方はどうぞ〜。

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